こんにちは、まるひなです。
これまで7回にわたって取り上げてきた「All in One SEO Pack」も、本日をもって最後となります。
取り上げる内容は、
- robots.txt
- ファイルエディター
- インポーター&エクスポーター
- 悪意あるボットのブロッカー
の4種類です。
ただし、これらの機能は「All in One SEO Pack」の一般設定や、「XMLサイトマップ」、「ソーシャルメディア」といった他の機能管理よりも優先度が低いと思われます。
それは、WordPressに既に含まれている機能の拡張であったり、バックアップに必要な設定であったり、と、必ずしも「All in One SEO Pack」で行う必要はないためです。
機能管理の中には、他にも
- 動画サイトマップ
- ローカルビジネスSEO
- 画像SEO
これら3種類が準備されていますが、「Pro版」ユーザーのみが使用できるものとなっておりますので、解説に関しては割愛させていただきます。
個人での使用の場合、「All in One SEO Pack」は無料版で充分に役に立ってくれますので、特にアップグレードが必要ではありませんが、もし動画関係に力を入れていきたいなどの目的があるのなら、使用を検討してもいいですね。

各スクリーンショットは、クリックすると別窓で大きく開きます。
Contents
「All in One SEO Pack」~機能管理・Robots.txtの役目

from イラストAC
「Robots.txt」は、検索エンジンのクローラーボットにサイト(ブログ)へのアクセスを許可したり、逆に禁止したりする目的で書かれ、サイト内に置かれているテキストファイル(文字ファイル)です。
個人的に、非常に懐かしい…。
趣味の二次創作サイトでは、確かに一生懸命「No Robots」と書いてFTPでアップロードした覚えがあります。
そんな風に、
というお願いをするための看板なんですね。
ただこれはあくまでお願いであって、来るも来ないもクローラーさんの自由、というのが実情です。
おまじないです、言うなれば。気休め、と言ってもいいかもしれません。
逆に、クローラーさんに来てもらいたい場合には設定するのかというと、やはり来るも来ないも… というわけで、ほとんどの場合は設定する必要はないとされています。
「All in One SEO Pack」~機能管理・Robots.txt の設定
「Activate」をクリックすると有効となり、メニューの「All in One SEO Pack」の下に「Robots.txt」というサブメニューが追加され、設定できるようになります。
ご参考までに設定画面を載せましたが、特に変更の必要はありません。
「All in One SEO Pack」~機能管理・悪意あるボットのブロッカー の役目

from イラストAC
インターネットには、性質のよろしくないボットやクローラーも徘徊しています。
これらがサイトにやってくると、高い負荷がかかってパフォーマンス(表示速度など)が低下したり、最悪の場合にはサーバーダウンを引き起こす恐れがあります。
また、サイトから情報を収集し、善意のとは言えない第三者に渡す可能性もあるのです。
こういった「悪意のあるボットをブロックする」設定ができるようになります。
この拡張機能は、有効化してもいいですね。
「All in One SEO Pack」~機能管理・悪意あるボットのブロッカー の設定
「Activate」をクリックするとすぐに有効化できます。メニューの「All in One SEO Pack」の下に「悪意あるボットのブロッカー」というサブメニューが追加され、設定が可能となります。
HTTP を利用した悪質なボットをブロック
同時に大量アクセスを起こさせ、サーバーダウンや503エラーを引き起こすボットをブロックするための設定です。
HTTP を利用したリファラスパムをブロック
アクセス解析で参照元(リンク元)を確認した場合に、所在が不明、もしくは意味のなさそうな文字列があれば、それはリファラスパムと考えられます。
確認のためにリンク元に行ってみよう(URLをクリックしてみよう)とするのを狙っています。
よくわからないURLを不用意にクリックするのは避けましょう。
こういったリファラスパムをブロックする設定にするのが、この項目です。
ブロックされたボットを追跡
悪いボット自体は上の二つでブロックされますので、通常はチェック不要です。
ここにチェックを入れると、項目の一番下に「ブロックしたボットのログ」という項目が現れます。
悪いボットが来ているかどうか、および、その名前がわかるようになります。
カスタムブロックリストを使用
チェックを入れると、「ユーザーエージェントブロックリスト」が開きます。
既にブロック対象のボットの名前が入った「ブラックリスト」ですね。
ブロックしたいボットの名前がわかっている場合は、このリストに追加しましょう。
「All in One SEO Pack」~機能管理・ファイルエディター の役目
「.htaccess」ファイルを編集するための項目です。
あぁ、これも身に覚えがありますわ。
アクセスを禁止するとか、パスワードを使ってのユーザー認証に使った記憶…
もちろんその先は、アレですよ、アレ。

私も案外色々やってるなぁ。
それはさておき、「.htaccess」ファイルは扱う際に非常に注意する必要があります。
間違った設定をすると、サイトが表示できなくなる場合もあるためです。
普通のサイトでは、使う必要はありません。
「All in One SEO Pack」~機能管理・ファイルエディター の設定
有効化すると、このような画面が表示されます。
この画面に直接書き込んで「.htaccess」ファイルを編集できます。
が、「Googleボットさん、ウェルカム!」なサイト(ブログ)では、その必要はありません。
「All in One SEO Pack」~機能管理・インポーター&エクスポーター の役目
「All in One SEO Pack」の設定を他のブログにコピーしたり、逆に他のブログと同じ設定を持ってくることができるようにする設定です。
複数のブログを運営している場合に、すべてのブログで手間なく同じ設定を反映させることができます。
新しいブログを開設した時はもちろんですが、バックアップ用として設定を保存しておくこともできるため、万が一の時にブログを復元する役にも立ちます。
「All in One SEO Pack」~機能管理・インポーター&エクスポーター の設定
「Activate」で有効化してください。
メニューに「インポーター&エクスポーター」が追加されます。
インポート
「settings_aioseop」という名前のファイルを選択してください。
他の「All in One SEO Pack」で「エクスポートしたもの」になります。
エクスポートの仕方は「投稿タイプをエクスポートする」の項目 ↓ をご参照ください。
設定のエクスポート
ここをオンにすると、
- 一般設定
- 機能管理の中にある「有効化された設定」
がエクスポート(保存)の対象となります。
投稿タイプをエクスポートする
投稿記事などに設定してある「All in One SEO Pack」の状態をエクスポートに含めます。
ただし、チェックはしないことをおすすめします。
理由は、エクスポート先のブログの「テーマ」が違う場合など、必ずしも同じ設定を施すことができないからです。
クローンのように、テーマからプラグインまですべて同じサイト、というのなら大丈夫かとは思いますが、何か間違いがあってもいけませんし。
この状態で「エクスポート」をクリックすると、ダイアローグ画面が開き
「All in One SEO Pack」~機能管理・ボット関連、ファイルインポーター、悪意あるボットのブロッカー、インポーター&エクスポーターは終了
お疲れさまでした。
これで「本日のお仕事」、「All in One SEO Pack」の機能管理設定から
- robots.txt
- ファイルエディター
- インポーター&エクスポーター
- 悪意あるボットのブロッカー
の4種類の設定を終了しました。
そして、今回で「All in One SEO Pack」の設定はすべて終了となります!
いえ、ソーシャルメディアパートの「Facebook」関連がまだでしたね。
ここも近いうちに終わらせるよう頑張ります。
それにしても、設定だけでこんなにいろいろあるなんて、さすがに高機能なプラグインですね。
フリーで使わせていただけることに感謝です。
それでは、本日はこれにて。ごきげんよう。
※参考にさせていただきました
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